証拠で得られる安心

浮気調査にお金をかけるのはムダ

浮気調査の費用対効果

浮気・不倫の慰謝料の相場は一般的に数十万~数百万円程度とされています。
実際の金額はケースによって異なりますが、浮気・不倫が原因で夫婦関係が破綻し、最終的に離婚に至った場合には、慰謝料が100万円を超えることも珍しくありません。
しかし、離婚に至らず、夫婦関係が継続している場合は、たとえ浮気・不倫の期間が長期にわたっていたとしても、慰謝料の金額はおおよそ20万円~30万円程度にとどまることが多いです。
さらに、浮気が一度きりの出来事であった場合には、慰謝料が10万円程度にしかならないケースも一般的です。

このような浮気・不倫慰謝料の相場を考慮したとき、浮気調査に数十万円から場合によっては100万円近くもの費用をかけることに本当に価値があるのでしょうか?
調査を行うことで確実な証拠を得られるかどうかも分かりませんし、たとえ証拠を入手できたとしても、慰謝料として得られる金額がそれほど高額になるわけではないのが現実です。

さらに、証拠をもとに裁判に発展することになれば、そこに弁護士費用が加わるため、最終的には完全に赤字になってしまう可能性が高くなります。
裁判に持ち込めば慰謝料が増額するのではないかと期待する方もいるかもしれませんが、実際には、裁判になったとしても慰謝料の算定基準は変わらず、結局は上記の「相場」の範囲内に収まることになります。

そのため、浮気調査に数十万円もかけるのは、率直に言ってムダであると言わざるを得ません。
調査会社の中には「確実な証拠を押さえれば、慰謝料として数百万円を請求できる」などと甘い言葉を並べて依頼を促すところもありますが、このような宣伝に惑わされないよう注意が必要です。

高額な調査費用を支払ったとしても、それに見合うリターンを得られるとは限りません。
慰謝料の相場を正しく理解し、冷静に判断することが大切です。